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単独行動による限界
 どのような形の農業を目指して行くのか、自ら決めて取り組んでいる人は迷うことなく進むことができるでしょう。最優先の目的が収益性であるならば、栽培する作物にこだわらずに、その時点で収益性の高い作物の栽培を行うことになるでしょう。米国農家の所得は、穀物高騰の「恩恵」を受けて過去最高になっているそうです。特に収益を上げている作物はトウモロコシです。大豆やトウモロコシは、ブッシュ大統領の政策の一環として位置づけられた、バイオエネルギーに関連する法案が成立してから、投機性の高い穀物として商品相場の花形となりました。そして、穀物相場の高騰は、日本の農政を根底から揺り動かしています。日本の農家の所得は、米国とは比較にならない低迷を続けています。
 日本における、とうもろこし、小麦、大豆の生産は、政策的な問題を抱えています。生産コストに見合うような価格が得られないため、生産量の維持さえ危うい状況下にあると思います。世界規模の食糧危機が現実味をおびてきている中で、特殊な商品を持たない農家を脅かしていると思われます。成功していると言われている一部の農家でさえ、単独行動による生産は、限界的な状況に置かれていると言わざるを得ません。
author:せいラボラトリ, category:-, 23:49
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夏の終わり
夏の終わり
夏祭り
打ち上げ花火

 夏が終わろうとしている夕闇の中に打ち上げられる花火。雨を警戒しながらの祭典でした。水溜りには打ち上げられた花火が映し出されていました。まばらな観客がいる工事現場の横から少しの間、眺めることができました。近隣の地域には大雨洪水警報がだされている中で、幸運にも打ち上げることができたようです。
author:せいラボラトリ, category:Saylaboのつぶやき, 23:58
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収穫のタイミング
 長期に亘り管理してきたものを収穫する季節になると、降雨が気になります。無花果が、熟し始めたところで落果してしまいました。今日か明日かの大事なタイミングで雨に打たれたことが原因のようです。秋雨前線のような気圧配置が続いていることが気になります。天気予報を見ると、今年の収穫は絶望的です。他の作物も同じく、雨の影響により大きな被害を受けています。今までの苦労が、雨に流されてしまいそうです。
 収穫のタイミングは、熟度と大きな関係があります。そのタイミングが早まると、美味しさが足りません。塾期を逃すと食べる時期を逸してしまいます。晴れ間が待ち遠しくなります。
author:せいラボラトリ, category:Saylaboのつぶやき, 23:02
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気候変動
 オーストラリアでは、長期間にわたる旱魃の影響で湖が消えてしまったり小麦の生産が極端に落ちてしまったりした時に、異常気象という言葉で解決するのではなくそれらの現象が常態化してきていることが問題化していました。
 今年の夏を異常気象として捉えるのか、今後も継続するのかによって対策がことなります。梅雨前線の活動は、特に気になるほどではありませんでしたが、梅雨明けの頃からおかしくなった印象が残ります。ジョット気流の変化が、地球全体の気象を変化させていると指摘する専門家もいるようです。局地的な集中豪雨は、経験したことのない現象であり、事故も多くなっています。
 少雨による発芽不全の地域、大雨の被害による土砂流出、病害虫の異常発生など日本中から異なるニュースが発信されています。順調な成育による青果物の産地廃棄、雹害から立ち直った結果、優良品以外のりんごを出荷規制を行う産地、順調な水稲の生育状況や国際価格の低落による米余り現象の不安、資材の高騰、、どのような環境におかれたとしても自給率の低い日本における食料不安が消えることはありません。ハイリスクな産業ですが、農業は成長産業なのだそうです。がんばるしかないですね。
author:せいラボラトリ, category:Saylaboのつぶやき, 23:48
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根の働き
珈琲の根

 大きな樹木は、地上部に出ている全ての部分に栄養を与え続けている根によって支えられています。抱きかかえられないような幹から天空にそびえたつ枝先の葉に至る、全てに栄養や酸素を与え続ける役割を担っています。人の手では容易に砕くことのできない硬い岩盤や土の中で成長し続けています。柔らかな根の先を守るプロテクター(根冠)で防御し、根の生長点から根酸を出して進むべき先の強固な岩などの溶かして進みます。溶かした土の中のミネラル分を吸収して、木々の生長をつかさどっています。主根から毛根に至るまで、それぞれの役割を果たしています。台風や旱魃などの影響を受けても、その限界寿命まで木々を支え続けています。画家が描くような派手な部分はありませんが、縁の下の力もちです。見えない根を断根すれば、木々が枯れてしまいます。このような姿を見ると、我々が暮らしている社会構造に似ています。農業は、木々のどの部位に相当する位置に置かれているのでしょうか。
author:せいラボラトリ, category:Saylaboのつぶやき, 23:59
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葉の形と働き
珈琲の葉

 植物の成長に欠かせない光合成を引き受けている葉は、植物ごとにことなる形状をしています。同じようであっても同じではありません。何万人のがいても、同じ顔や形を探し出すことは容易ではありません。神秘的であり不思議なことです。働きは同じであっても形状が異なる意味は何なのでしょうか。日頃見慣れている山々の葉や、畑で成長している葉の形を改めて見直すと色々と考えさせられてしまいます。
 今、これら広葉樹と呼ばれる葉が、地球を救う働きがあるとしてクローズアップされています。葉の呼吸が、炭酸ガスの吸収をしてくれるからです。農業は、人間の食料を栽培しながら酸素も生産している産業と言えるのです。これからの成長産業として位置づける経済学者もいます。経済発展の中で、追いやられた農業は、人間の都合により注目されてきています。多くの農家は、これらの葉のように黙々と働いています。一人ひとりの力は小さくても、必要不可欠な働きです。無言の植物と向き合い、光合成をつかさどる葉のように人類や地球を支えています。
author:せいラボラトリ, category:Saylaboのつぶやき, 23:58
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食育のありかた
 全体的に皺(しわ)があるのは、貴腐葡萄のようなものですよ。食べてみてください。そう言って手渡した無農薬で樹上完熟させたブルーベリーを口に運んだ人の声は、「あま〜い}「食べたことがない味だ」といった具合です。
 こうしたものがあっても、今後は捨てないで食べてくださいね。そう言うたわいのない、しかし正確な情報を聞いたことのない人は多いでしょう。本来、ブルーベリーの晩成品種は表皮が硬くなるものが多いのですが、早採りしないで樹の上でじっくりと熟成させたものは表皮も柔らかく、しっかりとした旨みを蓄えたものになります。酸味が甘みに変わり、すっぱさは感じなくなります。ここまで待てれば、本当においしいブルーベリーになります。
 鳥害を防ぐ防鳥ネットを張り巡らせて、定期的に除草作業を行い、塾生を待ちます。こうして、本来の味が整って行くのです。こうした植物の生理を理解して勧められる生産者が多くなることが、消費者の知識を深め理解を促進することになります。そういう意味では、対面販売が本来あるべき食育の姿なのではないでしょうか。
author:せいラボラトリ, category:Saylaboのつぶやき, 23:48
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農業は誰のものか
 農業は、土地がなければ成り立ちません。水耕栽培についてもその施設を土地の上に建てることになりますから、全ての農業は土地なくして営むことはできません。商業地などの路線地価の下落が社会問題となっていますが、農地はその価格とは比べものにならないほど低い水準で推移しています。税制面でも農地は優遇されています。その理由は、その土地から得られる収入が極端に低いからです。そして、その恩恵は、農産物の安さによって消費者が受けています。農家は、一般労働者と比べて所得格差が大きい産業であると言う認識が定着しています。長年従事している農家の年間所得は、上場企業ばかりでなく地方の工場に新規入社した人と比べても負けるほどです。一般的な会社は雇用する際に所得を保障して雇用しますが、農業には所得保障制度などは存在しません。生産も自然や社会的な影響を含む数々のリスクり左右されています。多くの困難を乗り越えて収穫される農産物は、市場価格により決定されています。自ら生産コストを積み上げて価格が決定されることは、ほとんどありません。他人に決められる価格に甘んじて、社会や国の保護を受けなければ成り立たない産業に魅力を感じる人が少ないのは当たり前の現象でしょう。
author:せいラボラトリ, category:Saylaboのつぶやき, 23:58
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消費者保護と農業者保護
 JTなどが販売した中国産の餃子事件は、中国側に原因があることが判明しました。消費者に近い業界では、原料を国産に切り替えているところが多くなっているそうです。
 日本国内の農業者は、資材高に対する経営圧迫と消費の伸び悩みの中で息も絶え絶えになりながらがんばっているように見えます。一時的なことでしたが、国産ねぎの価格が高騰しました。その後、価格的に見合わないと考えた業者などが中国産を使用する方向に戻ってしまい、価格も低迷しているようです。
 最近、東京で群馬県産キャベツの無償提供が行われているニュースが流れていました。畑で潰すよりも消費者に食べていただいた方が良いとの理由からでしょうか。長野県の白菜は、価格の低迷により畑で潰されました。
 中国の安い農産物に頼る日本の食品業界と低価格を求める消費者の動向に振り回されている国内農家の存続が危ぶまれています。
 荒療法ですが、国内自給率を高めるには輸入が停止するような事件が起きたり、自国民の保護を理由とした輸出規制に乗り出す国の増加などが効果的であることがあることが判明しています。
 今後10年間をかけて自給率を50%に高めようとしている日本政府の政策が実現できるか否か不透明なところです。豊かな生活を維持することができない農業を誰が背負っていくのでしょうか?
author:せいラボラトリ, category:Saylaboのつぶやき, 23:55
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無言の試食とにぎやかな試食
 試食を終えたお客様からの商品に関する質問に答えている販売員の前を、気どったご婦人が横目で商品を確認しながら売り場を通りすぎる姿を追いかけている時のことです。そのご婦人は、誰も見ていないであろうと言うような態度をしていました。知らん顔をしながら楊枝をつかむとおもむろに試食に手を伸ばして口に運んでいます。他のお客様の対応をしていた販売員は、すかさずにそのご婦人に声をかけていました。「お味は、いかがでしょうか?気に入っていただけましたか?」そのご婦人は、販売員の問いかけが聞こえなかったふうに装い、逃げるようにその場を立ち去っていました。
 しばらくして、ご婦人の団体(10名位)が、試食場所に群がってきました。リーダー的ご婦人は、当然のように手を伸ばして試食を開始しました。そして「おいしいわよ」と言うと、他のご婦人の手が次々と伸びてきていました。そして、あっと言う間にその場を通りすぎていきます。最後に試食を口にしたご婦人は、販売員に愛想笑いをしながら商品を購入していました。
 ご婦人のパワーはすごいものがありますね。
author:せいラボラトリ, category:Saylaboのつぶやき, 23:55
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