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- 堆肥の切り替えし
- 堆肥の切り替えし
- 植物性堆肥の発酵温度が低下してきました
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2007.07.10 Tuesday
堆肥内温度が、70度の高温から50度の中温に低下してきました。堆肥内は、酸欠状態になって発酵が停滞しているようです。堆肥の切り替えしの時期がきています。堆肥発酵用ミネラルを水に溶かして散水します。この時点で、TB−21エース(MS−01菌:納豆菌のなかま)、ニームケーキ細粒、プライムスペシャルを混ぜ込みます。
堆肥上部の温度が低下したらきのこが出てきました。
堆肥に出てきたきのこは、あっという間にしおれてしまいました。茶粕、珈琲粕、大豆粕など植物性の堆肥なのですが、どこからきのこ(きのこは、木の子です。)の胞子が飛んできたのかわかりませんが、次の発酵段階後に再度きのこがでるのか観察します。
- 酵素発酵を利用した「酵素たまご」
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2007.07.01 Sunday
発酵している植物性堆肥の中に生卵を入れてから3時間後、アルミホイールに包み込んだ卵を掘り出しました。掘り出した卵は、まるで温泉卵のようになっていました。発酵が進み、腐敗臭はしません。堆肥全体を放線菌が包み込むようになると臭いの種類が変わります。風邪をひいて嗅覚が悪くなっているのではありません。完成間近になるアミノ酸発酵をします。微生物がいないと腐敗臭が立ち込めますが、微生物が活発に働いているためいやな臭いはしません。
卵に包丁を入れました。卵黄を半分に切ることができます。酵素ゆで卵の完成です。このことから、堆肥の中にいるかもしれない害虫の卵も茹で上がって孵化することができないことが証明されます。約70度まで上昇した堆肥の温度は、2週間前後持続してから下降します。その段階で堆肥の切り替えしをします。酸素と水分を加えることにより、再度温度が上昇します。この作業を3回程繰り返すことにより、滅菌された発酵済植物性堆肥が完成します。この堆肥は、作物にダメージを与えることなく畑に使用することができます。一部は、堆肥の種として次の堆肥作りに使用します。
- 植物性堆肥を発酵させる目的は?
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2007.06.30 Saturday
未熟堆肥(未発酵堆肥)を畑に入れると、腐敗によるガスの発生、害虫の卵が孵化、病原菌の増殖などによる被害が起きてしまうかもしれません。堆肥を害虫の卵や病原菌を殺菌できる温度に上昇させます。発酵を促進させるために、プライムスペシャル、ニームケーキパウダー、堆肥発酵用ミネラル、MS−01菌を混入して腐敗をさせずに発酵をさせています。堆肥に差し込んだ温度計は、70度近くまで上昇しています。この温度を維持することにより、滅菌効果が高まり病害虫の卵なども死滅することになります。
生卵で試験をしてみます。酵素発酵している植物性堆肥の中にアルミホイールに包み込んだ生卵を入れてみます。
植物性堆肥は、発酵による湯気が立ち込めています。植物性堆肥を掘り起こして生卵を埋め込み経過を観察します。白く見えているのは、放線菌群だと思います。
- 動物性堆肥における悪臭発生の防止
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2006.09.08 Friday
写真と本文の内容が一致しないと思われるかもしれませんが、主たる活動地点の近所なものですから、気が向くと撮影しています。
動物性の堆肥を作ろうとする場合は、悪臭発生を抑制させなければ、苦情の対応策を講じる必要があります。ご近所の方や風下の方々と、日頃から仲良くしていないと関係機関へ通報されてしまうかもしれません。植物性の堆肥を作る場合は、堆肥キットを使用することによって対応できますが、動物性の堆肥を製作しようとする場合の対応策を紹介いたします。消臭効果の増大と堆肥化が促進される方法です。
- 自家製腐葉土の材料
- 発酵堆肥製作キット
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2006.08.23 Wednesday
写真は、家庭菜園用堆肥製作キットを用いて、プラスチックケースで堆肥を製作する資材一式を撮影したものです。
作物の栽培に欠かせないのが堆肥です。堆肥は、一次発酵が済んでいるものが良いです。乾燥している堆肥は、完熟を保障しているものではありません。水分、温度、酸素等の条件によって、再度発酵が開始されると考えた方が安全であると言えます。
堆肥化資材として、鶏糞、牛糞、豚糞、木質入り家畜糞、都市ごみコンポスト、汚泥コンポスト、製紙スラッジコンポスト等があります。動物質堆肥としては、グアノ、骨粉、肉カス粉末、魚カス等の動物性有機質肥料が挙げられます。これに対して植物質堆肥は、ナタネ油カス、綿実油カス、ダイズ油カス、茶殻、コーヒーカスなどの製造カスがあります。農業に使用されなければ、産業廃棄物として処理されて行く運命であるものが、微生物等の力を借りて発酵させることによりリサイクル農業の一翼を担うことになります。
- 堆肥の功罪
- 落ち葉の堆肥作り
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2006.07.19 Wednesday落ち葉の堆肥作りは、微生物の力を借りなければ完成しません。私達の堆肥作り仕事は、微生物が活動しやすい環境作りです。
嫌気性菌は酸素を嫌います。好気性菌は酸素を好みます。
自然界の微生物を管理して堆肥作りを行うことより、落ち葉が発酵しやすい環境作りを手伝うという認識が必要です。落ち葉に含まれている枝や植物繊維は、腐りにくくて堆積して置くだけではなかなか堆肥になりません。
堆肥作りをする際に気を付けることは、原料の水分を約60%(手で握り締めると指の間からじわ〜と水分がでるくらいの状態)することが大切です。(水分が多すぎると異臭を放つカビ等が繁殖してしまいます。)
温度を上昇させるためにビニールシート等で覆う必要はありません。条件が整えば、自然に温度が上昇します。